「地雷原だった場所に学校を建てました」報告会

この夏カンボジアを訪れたスタッフが報告会を開催

第92回クルーズでおこなった「カンボジア地雷問題検証ツアー」では、P-MACが地雷除去と建設を支援した小学校の開校式を開催しました。このツアーに参加したスタッフ3名が報告会をひらきました。

題して、

「アンコールワットだけじゃないカンボジア〜私たち、地雷原だった場所に学校を建てました〜」

です。

アンコールワット、今じゃすっかり大人気の観光スポットですね。まずは参加者のみなさんに

「カンボジア」といえば何を思い浮かべるか?

を考えてもらいました。

10分ほどの間に出てきたのは、

・カンボジアってアフリカ大陸にあると思ってた(実はこれ、とってもよく聞きます)
・アンコールワット
・地雷
・経済発展を続けている国 など

でも、「カンボジア」って聞いて思い浮かべるものってあまりないようです。ということで、まずはカンボジアの紹介をしながら話を進めます。

町の様子や食べ物、人々…などを紹介しました。

募金活動の大切さを実感

なんとなくのイメージを持ってもらってから、P-MACが支援している小学校での開校式の話にうつります。

学校があるのは、森に囲まれ、多くの地雷が今も残るスナハイ村です。

村人300人と一緒に開催した開校式に、スタッフの富岡は

「日本で集めた募金で、カンボジアの地雷がなくなり学校がつくられている。これまで募金活動に参加してきたけど、それがどのように形になっているか、それを知ることができました。今回のツアーには、一緒に募金活動をしていたボランティアスタッフも多く参加しました。自分たちが集めた募金でできた学校で、子どもたちに向けてスピーチをしている姿を見ると感極まって涙があふれました」

人を殺さなければ殺されるとしたら…

そして、現在のカンボジアにも大きな影響を与えている内戦と、数百万人におよぶ人々を死に追いやったポル・ポト政権についてです。

ツアーでは、ポル・ポト政権時代の刑務所で、激しい拷問がおこなわれていた「トゥールスレン博物館」と、人々を処刑して埋めた「キリングフィールド」を訪問しました。

スタッフの戸田は、そこで考えた想いを話します。

「ポル・ポト政権時代には、人を殺すことを拒んだら自分自身が殺されてしまうかもしれない状況に置かれた人々が多くいました。私が以前訪れたアウシュヴィッツ強制収容所(ナチスによるユダヤ人虐殺施設)でも同様の話を聞きました。

私がその立場に立たされたら?と考えたとき、殺さないと断言することはできませんでした。社会、家族、法律など、環境が違えば人間は人をあやめる選択をしかねない。人間は弱いということを再確認した瞬間でした。」

だからこそ、そのような状況をつくりださない世界をつくることが大切です。

被害者が再び笑顔を取り戻すために

ツアーでは、地雷被害者をはじめとした障がい者を支援する団体も訪れて、被害者の現状を学びました。

スタッフの遠山は、女性障がい者の職業訓練をするNGOで驚いたと言います。

「障がいのために引きこもりになったり、社会にでる機会を持つことができなかった若い女性たちが、縫製技術を学んでいました。このNGOに来る前は、人と話すことができなかったり、笑うことを忘れてしまった女性も多くいます。でも、私たちが訪問した時、最高の笑顔で迎えてくれました。作業を一緒にしたり、片言の英語で話したり、笑い声の絶えない楽しい時間を過ごしました。障がい者が自分に自信を持って、楽しみながら自立した生活を送ることができる。技術を教えるだけではなく、精神的な支えになるNGOの重要性を感じました」

そしてそして、イベント終了後は交流の時間。スタッフ特製のカンボジア風焼きそばを食べながら、カンボジアの教育問題や地雷除去の大変さなど、深い話が続きました。

ピースボートのクルーズでは、年に1〜2回、同様の地雷問題検証ツアーを開催しています。参加者を募集していますので、興味ある方はP-MACまでお問い合わせください。

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