第101回ピースボート「地球一周の船旅」(2019年4月~8月)に参加して、地雷問題検証ツアーでカンボジアを訪問した「ラプトル」こと岩村理佳さんの体験(後編)をご紹介します。
前編はこちらからごらんください。
ラプトルのカンボジア体験(前編)
地雷原の村にできた小学校と新たな課題
カンボジア北部・プレアヴィヘア州にあるスナハイ村の小学校で元気いっぱいの子ども達と汗だくになりながら、サッカーや折り紙、シャボン玉などをして思いっきり遊んで楽しみました。
そこはかつて地雷原だった場所です。ピースボートの支援によって地雷が除去され学校が設立されました。しかし、すぐ隣にはまだ地雷原が広がっているという現状があります。また、スナハイ村では手洗いの習慣がなく病気になってしまう子ども達が多くいるためLUSHの石鹸を届け、クメール語で手洗いの仕方をレクチャーしました。
しかし、私たちはその時に新たな課題に気づきました。私たちがカンボジアを訪れた時期は乾季でスナハイ村は貯水するための十分なインフラが整備されていないため、深刻な水不足に陥っていたのです。小学校で普段使っていた井戸も干上がっていました。そこで学校のとなりにある校長先生の家の貯水タンクの水を分けてくださり、大きなタライに水を張って手洗いを行いました。
その後、パンやサラダなどの軽食が配られ子ども達は嬉しそうに食べていましたが、食べ物を直接床に置いたり、手洗いした後も手で砂を触ったり、またそれを見ている村の大人も気にする様子もありませんでした。
他にも小学校はできたけれど通える範囲に中学校がないということも校長先生からお聞きしました。地雷はなくなり小学校はできたけれど、まだすぐ近くには地雷原が広がっているという状況、教育、衛生環境、インフラ整備などなどまだまだ課題は多いなと感じました。
カンボジアで出会った人たちの力になりたい
まだまだ課題はあるもののカンボジアで出会った子ども達はみんな目がキラキラと輝いていて、笑顔が可愛くて、元気いっぱいでした。一人の女の子は将来の夢を教えてくれました。「学校の先生になりたいんだ!」と。
小学校ができたからこその夢なのだろうなと思ったらすごく嬉しくなりました。出会った子ども達に平和で豊かな世界を願うと同時に願うだけではなくて何か力になりたい!そう思いました。
カンボジアでいろんな人と出会いを通してわたしに何ができるだろうとすごく考えさせられました。知ったことをできるだけ人に伝えることがまず私にできることかなと思い、今こうしてブログを書いています。このブログを読んだあなたに何か受け取ってもらえたら、あなたの行動に繋がってくれたらなと願っています。
ラプトルがカンボジア地雷問題検証ツアーをおすすめする理由
最後にこれから地球一周を目指す人にもこのツアーをオススメしたいと思います。高額なツアーだし、私も正直迷いましたが、参加して良かったなと本当に思っています。
オススメポイントを紹介します!
その1 いろんなことが学べる、考えさせられる!
これまで書いたことはほんの一部です。頭がパンクするくらいいっぱい学べます。学ぶって楽しいです!
その2 カンボジア観光ができる!
学ぶだけじゃなくて遊ぶこともできます。アンコールワットに行けます。私たちはナイトマーケットにも遊びに行きました。ツアーを通して仲良くなったメンバーと回る観光はめちゃくちゃ楽しいです!
その3 一緒に行ったメンバーと仲良くなれる!
オーバーランドツアーなので一緒にいる時間も長く、たくさん話せて仲良くなれます。ホテルに帰ってからその日の振り返りをしつつ思ったこと感じたことを話合う時間もあります。真面目な話からしょうもない話までできる最高の仲間になります。私にとってカンボジアのツアーに一緒に行ったメンバーは特別です。これからもずっと大切な仲間です。
このツアーに参加できて良かった!
出会えて良かった!
このツアーをオススメしてくれたみんな、一緒に旅してくれたみんな、そしてこのブログを最後まで読んでくれたあなた、本当にありがとうございました!
ラプトル
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