本日4月4日は「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」です。2006年に国連によって定められました。
地雷は、これまで世界中の多くの紛争で使われてきました。一度埋めると、誰かが踏むか、取り除かない限りは半永久的に効力を発揮するため、紛争が終わっても何十年と被害を生みだし続けます。人々が耕す田畑、市場へ買い物に行く途中、子どもたちが学校へ通う通学路、そんな日常生活の中にも地雷が存在し、爆発事故が起きたり、戦後復興や生活の向上を妨げる原因になっています。
私たちは、地雷が埋まる村に暮らす人々や地雷被害者から多くの話を聞きました。
「危険かもしれないけれど、その土地で農業をやらないと食べていけません」
「この村で地雷被害に遭った女性は、家から出てこようとしません。足のない自分の姿を他人に見られるのが辛いのです」
「地雷があるために、安全が確認されたわずかな土地しか農地として使えません。暮らしは戦争中とほとんどかわりません」
「いつも働いている畑から帰る途中で地雷事故に遭った。治療が終われば、そこに戻って農業をしないと生活していけないけど、また地雷を踏んでしまうかもしれないと考えると怖い」
「地雷事故のために働けなくなってしまった。戦争中に生まれ育ち、教育を受けられなかった私には他にできる仕事もない。子どもたちには教育を受けさせてあげたいけど、生活のために子どもにも学校をやめて工場で働くように言うしかなかった」
「地雷事故に遭って両足を失ったことに気づいたとき、その後の人生を悲観して、自殺を考えた」
「脚をうしない、私の人生は終わったと思いました」
世界から地雷をなくすためには多くの人々の協力が必要です。まずは地雷問題について知ってください。私たちは地雷問題を広めるため、地雷除去をすすめるため、被害者を支援するための様々な活動を続けています。以下のリンクからご覧いただけます。
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