ピースボートは、ボランティアスタッフの活動拠点となるピースボートセンターが全国5か所（東京、横浜、名古屋、大阪、福岡）にあります。
各地で地球一周を目指すボランティアスタッフ（ボラスタ）が日々活動しています。そして、地雷除去のための募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」も行なっています。
今回のブログでは、ピースボートセンターふくおか で活動するボラスタの田﨑大智さんが、「なぜピースボートで活動しているのか」、そして「募金活動にどう向き合ってきたのか」について、彼の率直な想いを綴ってくれました。
遠い国の出来事が、彼の中で身近な存在になったきっかけとは？ぜひ、彼のメッセージを読ん でみてください。
知らない世界に飛び込みたくてピースボートへ
こんにちは！ピースボートセンター福岡でボランティアスタッフとして活動している田﨑大智（あだ名:とりっぴー）です！
自分は長崎の出身で自然と被爆の歴史、文化交流などに関心を寄せていました。その中で、ある本を目にしました。
そこにはピースボートが被爆者を地球一周クルーズ乗せて世界中で被爆の証言をしたことが書かれていました。それがピースボートとの最初の出会いでした。
当時は大学3年生、将来的に社会科の教員をやりたいと思う中で、自分の見聞や繋がりを作りたいと思っていました。
なので、就職せずに4年間、自分が行ったことのない場所やコミュニティに飛び込もうと考えていたタイミングだったので、ピースボートの説明会に行き、すぐにボランティアスタッフ活動を始めました。
いざ、ピースボートのコミュニティに入ると、これまでは知らなかった世界を多く体感することができ、より世界に関心を持つようになりました。
個人的に、子供に関わる問題について深く考える機会があり、今年冬に出航する ピースボート地球一周の船旅 Voyage122 に乗船するので、子どもたちとの交流ツアーをとても楽しみにしています。
そして現在、募金活動という形で支援をしているカンボジアでの活動にも、これまででは知る事のない現状を知ることができました。
「カンボジアから地雷をなくそう」遠い国が身近になった瞬間
あなたは、街中で「カンボジアの地雷をなくす為の募金活動」を見かけた経験はありませんか？
自分は、ピースボートでボラスタとして1年2ヶ月活動してきました。その中で、そのカンボジアから地雷をなくす為の募金活動をやっていました！
九州の田舎町で育った自分には、カンボジアや地雷という言葉は、生活の中で耳にすることのない言葉で、すごく遠いように感じました。
なので、なんでカンボジアなのか、日本にも困ってる人はいるんじゃないかと、今やってる事は凄く気の遠くなるような事をしているんじゃないかと思いました。
ですが、地雷被害の現状や、被害を受けた人との交流の報告、そもそもなぜカンボジアへの支援をしているのかという話を聴いた時に、これまでは知らなかった世界の現状を知る事ができました。
・100円で1平方メートルの地雷原を除去できること
・地雷原が現地の人の生活拠点の中にあること
・地雷が300円で作れる事
・地雷被害にあった人が支援を受けてバレーボールをして楽しんでいること
・地雷被害を受けた人の生の声
・カンボジアに地雷が埋められた背景
沢山のことを知って、遠い場所だと思っていたカンボジアでの出来事が自分の中で近い存在になりました。
特に、自身が教員を志望していた事もあり、山奥の地雷が埋まっている村にある学校への支援報告を聞いた時には、余計に胸が熱くなりました。
だからこそ、募金を呼びかける時には特に学生など若者に対して声を上げています。最近では、学生が募金に協力してくれたり、募金はしなくても応援してくれる人が多くいて本当に嬉しいです。
まだ、実際にカンボジアに行って自分の目で現状を見たわけではありません。ですが、まずは日本にいても出来る支援をしながら、仲間の報告を通じて自分がカンボジアの人々へ与える影響を感じています。
必ずカンボジアに行って現状を見た上で、子ども達が勉強できて、健康で過ごせて、友達と笑い合う姿を見たい、それを当たり前にしていきたいと思います。
ピースボートでは、みなさんに募金という形でカンボジアへの支援を呼びかけていますが、まずは私達が呼びかけをしている姿や声を聞いて、そういった現状がある事を知っていただきたいと思います。
日本の中でも以前より生活が苦しくなっています。例えば、あなたが募金出来なくても、この現状を知り、考えるだけでも彼らの未来は明るくなるはずです。
カンボジアの活動に出会えて良かったし、これからも継続的な活動をしていきます。
彼が目指す「子どもたちが当たり前に笑い合える未来」は、決して夢物語ではありません。
私たち一人ひとりがこの現状を知り、考えること。そして、もし可能であれば行動に移すこと。その積み重ねが、カンボジアの未来、そして世界の未来を明るくすると信じています。
全国のピースボートセンターでは街頭募金を行っていますので、見かけたらぜひご協力をお願いいたします。また、オンラインでのご寄付も可能です。詳しくは下のリンクをご覧ください。
このブログを読んでくださった全ての方に感謝するとともに、今後もピースボートの活動に温かいご関心をお寄せいただけますと幸いです。
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