らっこのカンボジア体験:平和を願うだけじゃなく、行動するということ

初めまして!ピースボートの船の上では「らっこ」と呼ばれています。

私は ピースボート地球一周の船旅 Voyage121 に乗船し、カンボジア地雷問題検証ツアーに参加してきました。

このツアーに参加し、私が感じたこと、考えたことをお伝えできればと思い、このブログを書かせていただきます。

募金のその先へ。カンボジアへの旅の始まり

スナハイ小学校で子どもたちと交流

私がこのツアーに参加しようと思ったきっかけは、過去にこのツアーに参加した方々のお話を聞いたことでした。

ツアーに参加した方の報告会では現地の子供達と遊べたり、地雷が見れるツアーがあり、楽しそうだなと思っていました。

私は乗船前にピースボートのボランティアスタッフ活動をしていました。その活動の一環として募金活動「地雷をなくそう100円キャンペーン」に参加していました。

当時は集まった募金のその後にあまり興味はなく、ただボランティア活動の一環として参加していただけでした。

ピースボートセンターとうきょう で募金活動前に

私は、地球一周クルーズではたくさんの経験と学びを得たいと考えていました。乗船が近づいたとき、なんとなくこのツアーのことを思い出し、行かなければ後悔すると思いました。

ツアーが発表されたとき、さまざまな問題があり少し悩みましたが、このツアーに参加することで学び、考え、経験を得る船旅の最高のスタートになるだろうと思い申し込みを決意しました。

仲間と学んだ6日間。募金の先にあったカンボジアの「今」

2025年8月19日にVoyage121が出航しました。そして5日後の8月24日〜29日までの6日間、船から離れカンボジアに行ってきました。

飛行機の到着が遅れたり、みんなでナイトマーケットに行ったり、早朝4時に起きて朝日を見るためにアンコールワットへ行くも、曇り空だったり…。

新たに出会ったツアー参加者仲間たちと笑って、学んで、ハプニングも多くありましたが絆がうまれたツアーになりました。

ピースボートでは「過去の戦争を見つめ、未来の平和を作る」を大切にしています。そのためツアーではカンボジアの歴史を学ぶキリングフィールドや地雷除去現場、そして地雷被害者を支援するNGO、小学校などを訪れました。

貴重な時間を過ごす中で、私は多くの疑問を抱き、感じ、考え、いまだに消化しきれない気持ちと向き合っています。

戦争による負の遺産が今も残り続けるカンボジア。

負の遺産がなくなるためにピースボートの募金が大きな力となっていることを知りました。地雷除去活動だけでなく小学校建設、そして地雷被害者も支援しています。

ピースボートでは過去、現在、未来へも支援を継続し、人々の生活に少しでも安心や安全、そして笑顔に繋げることができていることを学ぶことができました。

ガタガタ道の先で出会った笑顔。私たちにできることがある

今回のツアーではピースボートが地雷除去と建設を支援した2つの小学校を訪れました。

滞在していたシェムリアップから3時間ほど離れ、整備されていないガタガタな道中を経て、小学校に着きました。

その道を裸足で歩く子。水道も電気も通っていない校舎で元気に授業を受ける子。もらった折り紙を宝物のように持っている子。一人ひとりの姿が今でも脳裏に焼き付いています。

子供達と汗だくになりながら全力で遊び、笑顔あふれる子供たちの姿を見て強く感じたことは、私たちが過ごしてきた日常や学校生活との大きなギャップでした。

私たちにとっては当たり前の学校に通い授業を受けること、制服や教科書が揃っていること、汚れた服や手を洗える水があること。

そんな当たり前に思えることが、決して誰にでも保障されているわけではないことを、カンボジアの子どもたちとの出会いを通して実感しました。

まだ近くに地雷があるという危険と隣り合わせの中でも無邪気な子供たちの笑顔と全力で遊ぶ姿に私は言葉にできない思いを抱きました。

私たちは安全で安心できる環境で暮らし、地球一周の船旅をしています。

人生の中で多くの選択肢があり、選ぶことが出来る。当たり前のことが当たり前ではなく、恵まれた環境で生きてきたことを実感しました。

カンボジアの悲しい内戦の歴史がたった27年前まであったこと、いまも苦しみや恐怖と戦っている人がいることへの衝撃と、私が無知であり彼らの気持ちを理解しきれない自分自身に悔しさを抱きました。

戦後、何十年という時間と資金・資源・労力をかけて地雷原を安全地帯に戻していかねばならないカンボジアの現在があるのに、今なお別の地域で同じことが繰り返されている現状。

戦後80年を迎えた今年、戦争という言葉をどこか他人事のように感じていました。

日本の恵まれた環境で平和を願う私たち。カンボジアの危険と隣り合わせの環境で平和を願う人たち。

願うばかりで私たちは何もできていないのではないかと思いました。

自国のことばかりではなく、世界の現状に興味を持ち、自分の目で見て、伝え、行動する。少しでも私たちにできることがあることを信じて行動し続けることが大切だとこの旅を通じて思いました。

忘れることのできない出会いと、私たちが行動し続ける意味

私は、地雷被害者を支援するNGO「アンコール障がい者協会(AAD)」で出会った女の子の姿を忘れることができません。

ADDで出会った女の子

言葉が通じず、どこから来たかも分からない私の手を後ろからそっと握ってくれた小さな手の温もり。

汚れた服、壊れたサンダルを履いて足を失った家族に抱き着く姿。

そのとき彼女の笑顔は輝いていました。

小さい彼女は何を思い、過ごしてきたのだろうか。彼女の笑顔がこれからも輝き続けるために負の遺産に恐れず、歩み続ける未来であって欲しいと願います。

カンボジアで出会った方々はみんな笑顔で私たちを迎え入れてくれました。

過去と向き合い、今を生き、立ち止まらずに未来へ歩み続ける人々。

カンボジアの人々が歩み続けた先も笑顔であるように、私にもできることを考え、このツアーで学び、経験したことを伝え、行動し続けたいです。

らっこ

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