手洗いは健康の元

子どもたちを守る「カンボジア手洗いプロジェクト」

新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に猛威を振るっており、日本でも感染が拡大しています。ピースボートは、スタッフやボランティアの感染予防のため、全国のピースボートセンター(東京・横浜・名古屋・大阪・福岡)を5月6日ごろまで閉局し、多くのスタッフが在宅勤務を実施しています。(ピースボートの新型コロナウイルスに関する対応についてはこちら

新型コロナウイルスの感染予防に、手洗い・咳エチケット、そして「3つの密(密閉・密集・密接)」を避ける行動が呼びかけられています。今回は、手洗いが健康に大きな影響をおよぼすことを実感したできごとをご紹介します。

カンボジア手洗いプロジェクト

ピースボートはLUSH(株式会社ラッシュジャパン)と協力し、ピースボートが地雷除去の支援をするカンボジア・スナハイ村の小学校に石けんを届けています。石けんを使って手洗いの習慣をつけることで、子どもたちの健康を守るための手洗いプロジェクトを実施中です。

2017年8月、第95回クルーズ・カンボジア地雷問題検証ツアーの参加者が小学校をおとずれ、石けん350個を引き渡しました。この日のためにツアー参加者は、子どもたちが楽しみながらきちんと手洗いができるよう、手洗いの歌をつくり準備をしてきました。また、今後もその手洗いの方法を学校で実施してもらえるよう、教室内に貼りだせる手洗い方法を書いたポスターを作成しました。 

子どもたちと交流した後、子どもたちに手洗いの歌を教え、全員で石けんを使って手洗いをしました。

子どもたちに手洗いの歌を教えている動画です。

この歌は、正しい手洗いの方法を覚えてもらうためのものなので短いですが、実際に石けんを使って洗う時はみんなで時間をかけながら洗います。やり方は、厚生労働省が推奨している手洗い方法と同じです。

子どもの体調不良が半減しました

村では子どもたちが体調を崩すことも少なくありませんが、周辺に医療サービスが受けられる場所はありません。そのような環境のため体調不良の原因は不明ですが、不衛生であることも一因として考えられます。

石けんを届けてから1年後の2018年9月、99回クルーズのツアー参加者がスナハイ村を訪問して、再び石けんを届けました。そこで校長先生に「石けんを使って手洗い指導を続けた結果、子どもたちの体調不良が以前に比べて半減しました」とうれしい報告を聞くことができました。

それ以降は年に1~2度、スナハイ村を訪問して石けんを届けています。

子どもたちから大人たちへ手洗い習慣を根付かせたい

カンボジアの特に貧しい農村部では、衛生教育はおこなわれていないことがほとんどです。スナハイ村でも、人々は清潔を保つために手を洗ったり石けんを使うことに慣れていません。

学校の先生の協力によって子どもたちには手洗いの習慣づけができるようになってきました。そして、石けんは学校で使うだけでなく、子どもたちが家に持って帰って使えるようにもしています。子どもたちが石けんを使っているのを見た大人たちも、手洗いの大切さを理解してくれるようになっているようです。

手洗いを習慣に!

この手洗いプロジェクトは、時間をかけて手洗いの大切さを伝えることで、子どもたちの健康によい影響を与えたいという想いからはじめました。それが1年でこのような大きな変化を生みだすことができました。

日本では小さなときから手洗い習慣をつけますが、大人になるとついつい、いい加減になっていた人も多いのではないでしょうか?そして新型コロナウイルスの予防として、最近手洗いをしっかりやるようになった人も多いと思いますが、手洗いはひとりひとりがすぐにできる健康対策です。ぜひ、習慣にしていきましょう!

カンボジア手洗いプロジェクトについて詳しくは以下のウェブをご覧ください。

※このプロジェクトは衛生環境改善のために世界各地に石けんを届ける「ハッピーシェア地球便」の一環としておこなっています。

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