地雷を除去して小学校を建設します!

P-MACが支援する地雷除去が2015年4月20日にスタートしました。現在支援しているのはカンボジア北部にあるスナハイ村です。スナハイ村での地雷除去支援は今回で3回目。これまでに、村のコミュニティーの中心となっているパゴダ(お寺)や水汲み場周辺、住宅や農地のために地雷除去を進めてきました。そして今回支援するのは、小学校のための地雷除去と校舎の建設です。

カンボジアでは、ポル・ポト政権時代(1975~79年)に学校教育が禁止され、ほとんどの教師や知識人が虐殺されました。そして、その後90年代まで続いた内戦もあり、今でも学校や教師が不足しています。特に、地雷が残っている地域では、地雷原の中に学校が建てられたり、学校自体がないために義務教育であるはずの小学校に通えない子どもたちもいます。P-MACではこれまでに、地雷原に建てられた小学校の地雷除去を3か所、地雷除去と小学校建設を3か所で支援してきました。

スナハイ村はジャングルの中に2005年に新しくできた村で、近くに小学校がなかったので、村人たちはパゴダの一角を借りて手作りで校舎を建て、子どもたちを教えてくれる先生を見つけてきました。先生の給料は親たちが数十円ずつ出し合っていましたが、その数十円を払えずに学校に通えない子どもたちもいました。教室が狭くてぎゅうぎゅう詰で授業を受けなくてはいけないために安全面を心配して、学校に通わせられない親たちもいました。

そして2014年、村人たちが自分たちで運営してきた小学校が公立小学校に認められ、先生は教師に必要な研修を受けて、正式な先生となり、政府から給料が出るようになりました。子どもたちは無料で学校に通えるようになりましたが、現在の教室では全員入れないために、村に暮らしている約350名の子どものうち3分の1は今も学校に通っていません。

P-MACでは、すべての子どもたちが安全に学校へ通えるように、新しい土地の地雷を除去して、学校を建設します。
今回のスナハイ村への地雷除去と学校建設支援の概要はこちらをご覧ください。

P-MACの活動にご協力ください!
※いただいた募金は地雷除去支援をはじめとしたP-MACの地雷廃絶活動に使います。

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  ゆうちょ銀行 019店 当座0557600
  ピースボート地雷廃絶キャンペーン P-MAC

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