2016年7月2日、町田市立真光寺中学校で「なんだろう地雷出前教室」をおこないました。
真光寺中学校では、29年前から、世界の人々とのつながりや自分たちにできることを考える「国際交流の日」という取り組みをしています。当日は様々な分野で活動を続けるNGOスタッフが講師となり、分科会形式で講演がおこなわれました。
その中の1つ、ピースボートの「なんだろう地雷出前教室」で講師を務めたのは、スタッフの大下圭祐と野口香澄です。
中学生のみなさんにとってカンボジアの話も地雷の話も初めて。まずは「地雷とはなにか?」という話です。そこで取り出したのは、火薬が抜かれた本物の地雷。
プラスチックでできた丸い地雷を1人1人に手にとってもらうと、友だち同士で「真ん中(起爆スイッチ)押せるよ」「意外と軽いね~」という声も聞こえたり、実際にスイッチの部分を押してみる子もいました。
一緒に話を聞いていた先生も興味深々。
「じゃ、この地雷は一体いくらで買えるのかな?」という問いかけに「5.000円?」「1,000円?」と生徒たち。「これ、約300円なんです」という答えに「安いっ!」
だからこそ、多くの内戦で大量に使われてしまったんですね。
脚を失った地雷被害者が必要となるのが義足です。カンボジアで使われていた義足を実際に見た生徒たちは、日本にあるような義足とは違った、かたくて重い義足にも驚いていました。
そして、P-MACが地雷除去支援をしているカンボジアの村について紹介。P-MACは、地雷除去を支援した土地に学校を建設しています。これまで地雷原だった場所が今では小学校として生まれ変わったことを伝えると、生徒たちは興味津々で耳を傾けてくれました。
「地雷をなくすために、私たちに出来ることは何があるのだろうか…?」
資金があれば地雷除去は進めることができます。募金をしよう。今日知ったことを自分の周りの人たちに話そう、そして、このような問題があるということを広めよう。そんな呼びかけにうなずく生徒が多くいました。
P-MACは日本全国から、「なんだろう地雷出前教室」のご依頼を受け付けています。
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