4月4日は「国際地雷デー」です

4月4日は「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー(通称:国際地雷デー)」です。地雷への理解と関心を深め、地雷除去支援を呼びかけるために国連によって定められました。

1997年、「対人地雷全面禁止条約(通称:オタワ条約)」が成立しました。2023年2月末現在、164ヵ国が条約に加盟しています。未加盟は32ヵ国です。

世界の多くがこの条約に加盟することで、地雷が使われることが少なくなり、地雷除去や地雷被害者への支援も進みました。それでも、今も地雷被害は続いています。

地雷問題は決して過去の問題ではありません。

地雷被害は続いています

各国の地雷対策や被害状況をまとめたLandmine Monitorによると、2021年半ばから2022年10月の間に、2つの国が地雷を使用しました。

ロシアがウクライナで地雷を使用しました。ミャンマー軍も自国で地雷を使っています。

中央アフリカ共和国、コロンビア、コンゴ民主共和国、インド、ミャンマーの少なくとも5か国で非政府武装組織が地雷を使用しました。

世界では、これまでの紛争により少なくとも60の国や地域に地雷が埋められています。

2021年に判明しているだけで50の国や地域で、5,544人(死亡 2,182人、負傷 3,355人、生存状況不明 7人)の地雷や不発弾による被害者が報告されました。

そのうち4,200人が一般市民、1,696人が子どもでした。

地雷除去や地雷リスクの回避教育、被害者の支援のため世界全体で5億9890万米ドルが拠出されました。これは2020年から7パーセント減少していて、地雷対策支援は近年減少を続けています。

みんなで地雷をなくそう

ピースボートは地雷被害が深刻なカンボジアの地雷除去を支援しています。カンボジアは和平合意から30年以上経ち、地雷除去が進んでいますが、今も多くの地雷が埋まっています。

地雷除去にかかる費用は1㎡あたり約100円だったことから、募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」を展開しています。

1998年の募金開始以来これまでに、100円キャンペーンで集まった募金で200万㎡以上の土地の地雷除去を支援し、1,000個以上の地雷や不発弾が処理されました。除去後の土地に4つの小学校と1つの保健所の建設も支援しました。

募金することで、私たちと一緒に地雷をなくし平和を取り戻す活動に参加しませんか?

くわしくはこちらのリンクをご覧ください。

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