旅が平和をつくり平和が旅を可能にする

京都外大の授業で「旅と平和」をテーマにお話ししました

こんにちは。ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACの森田幸子です。先日、京都外国語大学の授業でピースボートとP-MACの活動についてお話しました。対象は国際貢献学部グローバル観光学科の1年生約130人。違う大学ですが、私も外大出身で学生のころは世界のことを知りたい、いろんな国に行ってみたい、語学力を活かしたいと思っていたので、なんだか懐かしいような、親近感がわくような気分で、楽しく授業させてもらいました。

SDGsからみるピースボートの平和活動

今回は「観光と平和」が授業のテーマということで、まさにピースボートがやり続けている事です。ピースボートが地球一周の船旅の中でおこなっている国際交流や国際協力についてお話しました。ピースボートの船には国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)のロゴマークが描かれています。この船で世界中をめぐり、SDGsの重要性をアピールしています。このSDGsの目標ごとにピースボートがおこなう様々な活動をご紹介しました。

例えばこんな感じです。

1.貧困をなくそう私たちが訪れる国で必要としている物資を届けているUPA国際協力プロジェクト

4.質の高い教育をみんなに船内に保育園があり子どもたちも地球一周できるピースボート子どもの家

5.ジェンダー平等を実現しよう
船内でのLGBTなど性的少数派についての講座

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに電気のない地域にソーラー発電のライトを届けるボヤージ・オブ・ライト

13.気候変動に具体的な対策を小さな島国に暮らす若者に乗船してもらい気候変動や海洋汚染の危機を訴えるオーシャンユース・プログラム

16.平和と公正を全ての人に広島や長崎の被爆者と世界をめぐり核廃絶をめざすおりづるプロジェクト

ピースボートには本当にたくさんのプロジェクトがありますが、船旅を通じて出会った世界各地のパートナー団体との長年の交流があるからこそ実現できるものです。これが最後の「目標17.パートナーシップで目標を達成しよう」につながっています。

カンボジアの地雷問題を学ぶことが平和のために行動するきっかけに

そんな多岐にわたるピースボートの活動の中の1つとして、わたしが関わっているP-MACの地雷廃絶活動を紹介しました。P-MACが設立以来続けている募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」には多くのボランティアスタッフが参加して、地雷除去のための募金をあつめています。そして、地球一周の船旅の中でカンボジア地雷問題検証ツアーに参加して、地雷問題を学び100円キャンペーンの募金で地雷除去された村を訪問します。

ツアーで学び、考えて、それを船内や帰国後に報告会をすることで人に伝える。そしてこの一連の流れの中で経験したことを元に、一人一人が自分にできることを行動に移してもらいたいと考えています。P-MACの活動に参加した人の中には、NGOで働くようになった人、カンボジアで起業した人、ツアーで訪問した団体と交流を続けている人、P-MACの募金活動に再度参加してくれる人などもいます。

100円の募金が集まることで地雷がなくなる。地雷がなくなって学校を建てたことで勉強できる子どもが増える。文字を読めるようになる。地雷原の村で教育を受けた人が増えていく。小さな村の小さな変化だけれど、そんな小さな変化が集まって世界は動いています。私たちが起こす小さな変化で世界は良くも悪くも変わります。世界を平和にするって、とても地道で時間のかかる作業だからこそ、一人一人が世界を良い方に変えるために行動していくことが大切です。P-MACがそんな行動を起こすきっかけになっていけたらと思います。

あなたにとって平和ってなんですか?

最後に学生のみなさんにした質問です。「平和」ってとても曖昧なことばだと思います。戦争をしている敵どうしもきっと自分が思う平和をそれぞれ求めていると思います。一人一人にとって、平和って少しずつちがうのではないでしょうか?

わたしにとっての平和はこちらの2つです。

1.不安や恐怖を感じることなく自分の意見を話せる自分の国の政府を批判しても拘束されたり、命を脅かされない。自分が社会の少数者であることをカミングアウトしてもバッシングを受けたり、職を失ったりしないこと。

2.不安や恐怖を感じることなく子どもを産み、育てられる自分よりも弱い立場となる子どもを産み育て、安心して送りだせる社会であること。社会の中で弱い立場である人々が不当な扱いを受けないこと。

あなたにとっての平和ってなんですか?言葉にしてみてください。そしてその平和をつくる人でいてください。

ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MAC 森田幸子

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