17年前にノーベル平和賞を受賞したのは…

ノーベル平和賞が発表されましたね。
今年は、子どもが教育を受ける権利を獲得するために活動をつづけた、パキスタンのマララ・ユスフザイさんとインドのカイラシュ・サティアティさんが受賞と発表されました。

では、今から17年前の1997年にノーベル平和賞を受賞したのは誰でしょう?

それは、地雷禁止世界キャンペーン(ICBL)とそのコーディネーターを務めたジョディ・ウィリアムズさん。

1990年代には多くの人々が日々地雷被害に遭っていました。その状況を知った世界中のNGOなどが「地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)」というネットワークNGOをつくり、国々を巻き込んで「対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)」を成立させました。その功績が認められてICBLは1997年にノーベル平和賞を受賞しました。オタワ条約は翌年の1998年に発効、今は162ヵ国が条約に加盟しています。条約は国同士が結ぶものですが、オタワ条約の成立には世界中のNGOや市民が参加して成立させた「市民がつくった条約」なのです。

条約が発効して15年が経ち、今では新しく地雷が埋められることはほとんどなくなりました。地雷除去も各地で進み、被害者の数も減っています。それでも、世界では過去に埋められた地雷のために判明しているだけで1日10人が被害に遭っています。そして、地雷被害のために手足を失ったり、障がいを抱えて生きる人々も多くいますが、被害者への支援は十分に行き渡っていません。

P-MACではカンボジアの地雷被害者で、今はNGOを立ち上げて他の被害者への支援を続けるセム・ソワンタさんを日本にお呼びして、10月24日~28日に東京、京都、大阪、名古屋、福岡でトークイベントを開催します。ソワンタさんに両脚をうしなった地雷事故、障がい者として生きてきた経験をお話していただきます。そして他の被害者を支援するために行動し続けるソワンタさんと一緒に地雷問題や被害者支援について考えます。

トークイベント
「両脚をうしなったソワンタさんの挑戦~カンボジア・地雷被害者支援の現場より~」
詳しくはこちらをご覧ください。

ソワンタさんへの講演依頼もお待ちしています。
学校などの教育機関、サークル、会社などで講演会します。詳しくはこちらごご覧ください。

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