P-MAC 2019年度活動報告

いつもP-MACの活動にご協力いただきまして、ありがとうございます。 2019年度の活動を写真を中心にまとめてご紹介します。
より詳しい報告書はこちらに載せています。

 ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MAC 2019年度活動報告書

カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン

カンボジアでは1993年ごろから地雷除去活動が始まりましたが、今も多くの地雷が残されています。2019年の1年間の被害者数は77人。2020年は1~6月の半年間で36人が被害にあっています。カンボジアでは2019年末までに約1,900平方キロメートルの地雷除去が完了しましたが、さらに2,000 平方キロメートルが地雷原として残されています。

地雷除去には膨大な時間と労力がかかります。しかし、地雷除去にかかるコストは1㎡あたり約100円です。そこでP-MACでは、募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」を展開しています。集まった募金によって、カンボジア北部にあるスナハイ村で地雷除去がおこなわれました。

P-MACが地雷除去と建設を支援し、2016年に完成した「ピースボート・スナハイ小学校」には226人(2019年末時点)の子どもたちが通っています。

しかし、スナハイ村には今も地雷が残されています。小学校に隣接する土地も多くが地雷原のままでした。数年前までは、地雷原と知らずに子どもたちが歩いたり、村人が農作物を植えたりもしていました。学校でも、地雷原に入らないように先生たちが注意喚起をしていましたが、子どもたちが入り込む可能性も高く、地雷除去が心待ちにされていました。2019年8月から2020年1月にかけて、この小学校周辺の地雷除去がおこなわれ、安全な土地に生まれかわりました。

地雷除去がおわった土地には村人が作物を植えるなど、畑として使われています。

小学校周辺の地雷はなくなりましたが、スナハイ村には今も地雷原が残っています。学校には地雷についてのポスターが貼られています。

地雷被害者への木工彫刻トレーニング

カンボジアの障がい者の自立を支援するため、現地NGO「アンコール障がい者協会(AAD)」がおこなう木工彫刻トレーニングを資金面でサポートしています。彫刻技術を習得し、商品を制作、販売し収入を得ることで、貧困に苦しむ障がい者やその家族がより良い生活を送れるように支援しています。 AADでつくられた彫刻をピースボートの船内で販売し、売り上げの一部を彫刻トレーニングにあてています。

2019年1~12月に3名の障がい者のトレーニングを支援し、2020年1月~12月も引き続き同じ3名を支援しています。2名が地雷被害者で1名がポリオ患者の男性です。全員結婚して子どももいます。父親である彼らが職業訓練を受けて社会復帰することは、家族全員が貧困から抜け出し、子どもたちが必要な教育を受けられることにも繋がります。

カンボジア地雷問題検証ツアー

第101回ピースボート「地球一周の船旅」(2019年4月20日~8月2日)と、第102回ピースボート「地球一周の船旅」(2019年9月1日~12月13日)内で、カンボジア地雷問題検証ツアーを開催し、地雷除去現場の視察や被害者と交流し、地雷除去を支援したスナハイ村を訪問しました。

第101回ピースボート

第101回ピースボートのツアーには12人が参加しました。ツアーの中で訪れた地雷除去現場は、畑のすぐそばにありました。

案内をしてくれた「カンボジア地雷対策センター(CMAC)」の隊員は20年以上、地雷除去の仕事をしている方でした。彼のはなしを聞くことで、内戦終結から20年以上経ても終わらない地雷問題の根深さと、復興の道のりがいかに地道で、時間のかかるものであるかを実感しました。

第102回ピースボート

第102回ピースボートでは、21人がツアーに参加しました。木工彫刻トレーニングを支援している「アンコール障がい者協会(AAD)」を訪問した際には、地雷被害者たちとツアー参加者が、スポーツを通して交流をしました。

「カンボジアから地雷をなくそう 100 円キャンペーン」で支援をしているスナハイ村では小学校を訪問して、子どもたちと交流しました。

学校の前方にひろがる土地では地雷除去がおこなわれている最中でした。すぐ近くには人家や畑があります。地雷原のすぐ近くで子どもたちが遊んでいました。スナハイ村では、今も人々が生活しているすぐ隣に地雷の脅威がありました。一刻も早い地雷除去の必要性を痛感しました。

「ピースボート・スナハイ小学校」手洗いプロジェクト

ピースボートはLUSH(株式会社ラッシュジャパン)と協力し、スナハイ村の「ピースボート・スナハイ小学校」に、2017年から継続的に石けんを届けています。

スナハイ村の子どもたちが体調を崩すことは少なくありませんが、周辺に医療サービスが受けられる場所はありません。村の子どもたちが健康でいられるよう、また子どもたちから大人たちにも衛生管理の大切さを伝えていけるよう、石けんを届けて手洗いの方法を教えるための手洗いプロジェクトを進めています。この取組みが実り、子どもたちの体調不良は減少しています。

第101回ピースボートでは120個、第102回ピースボートでは200個の石けんを届けました。子どもたちと遊んだあとに「手洗いの歌」を歌いながら洗い方を伝え、実際に石けんを使って洗ったら、最後にサンドイッチをプレゼントしました。

一方、大きな問題も出てきています。これまで、ある個人の方の寄付によっ てつくられた井戸が学校にありましたが、この井戸が枯れてしまいました。 学校にはこの井戸以外に水を得られる場所がないため、現在は水を購入していますが、学校で水を使えない日も出てきています。学校で水を得ることが困難な状況は子どもたちや村にとっても大きな問題です。現在、必要な協力ができるよう関係団体と連絡をとって相談を進めています。

ピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MAC 2019年度活動報告書

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA