2017年7月1日、東京都町田市立真光寺中学校にご依頼いただき「なんだろう地雷出前教室」を開催しました。
真光寺中学校は「国際交流の日」を毎年もうけています。この学校から一人でも多くの生徒が将来世界にはばたくようにとの願いを込めた、30年以上続く行事です。この日には様々な分野で活動しているNGOスタッフが講師となって授業を行っています。ピースボートが講師を派遣するのは昨年に続き2回目で、今回はスタッフの大下圭佑と林雄が生徒たちに地雷問題を伝えてきました。
ピースボートとP-MACの紹介をした後に地雷の基礎知識を説明しました。実際に地雷の模型をさわったり、地雷除去員が身につける防具を着てもらうなど、より現地の状況を感じてもらうために生徒にも積極的に授業に参加してもらいました。
P-MACが支援しているカンボジアのスナハイ村についても話しました。スナハイ村には内戦の影響で今でも多くの地雷が埋められています。P-MACはこの村の地雷を除去して、そこに小学校を建てました。地雷が埋まったままの村では小学校をつくるための安全な土地がないこともあります。
スタッフの林は昨年おこなった小学校開校式のために、スナハイ村を訪れた時の様子を紹介しました。
生徒の皆さんには地雷の問題を通じて、教育を受けられるという環境は当たり前ではないということを少しでも感じてくれたのではないでしょうか。
授業の最後には「私たちがこの先できること」を考えて、発表してもらいました。
「募金をする」「今いる環境を当たり前だと思わない」「勉強をさぼらない」など、一人一人が身近にできることをあげてくれました。
真光寺中学校の生徒さんが、この先世界で起こっている問題に少しでも興味と関心を持って取り組んでくれることを願っています。
P-MACは日本全国から、「なんだろう地雷出前教室」のご依頼を受け付けています。
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