第95回ピースボート「カンボジア地雷問題検証ツアー」報告Vol.2

第95回ピースボート地球一周の船旅でおこなったカンボジア地雷問題検証ツアー、参加者の宮原塁さんによる報告第二弾です。

95回クルーズツアー報告Vol.1はこちら


■地雷被害を食い止めるために

静寂の草原の中に突如まばゆい赤い光とともにどす黒い煙が現れる。次の瞬間、激しい爆発音が周囲を戦慄させる。私たちはいま、地雷爆破の瞬間を見ていた。

今回のツアーのタイトルにもなっている「地雷問題検証ツアー」。そのメインとなるのがこのカンボジア地雷対策センター(CMAC)がおこなう地雷除去の現場である。私たちは地雷原のすぐそばまで近寄り、除去している現場を目の当たりにした。

金属探知機で地面を探る作業員。火薬のにおいを必死に嗅ぎ当てようとする犬。一見のどかな田舎の風景に緊張感が漂っていた。この先には地雷が埋まっている。日本では味わうことのない恐怖が込み上げてきた。

また地雷が発見された場所にも案内された。

これを間違えて踏んでしまえば足が吹っ飛ぶ。こんなにも間近に地雷がある。この時はあまり実感がなかったが、あとから振り返ると身の毛がよだつ。

カンボジアにはこんな場所で暮らしている人もいるのだと考えると日本で生活していた私は、安全な国で何をしていたのだとちっぽけに感じてしまった。

カンボジアには600万個埋められているとされており、これをすべて除去するのは不可能かもしれない。しかし少しでも被害を食い止めるためには、日々除去していかなければならない。もしそれをやめてしまえば、被害者の数も減らない。また誰かが悲しむ。

これは地雷を爆破処理した写真だ。このすさまじさがわかるだろうか。地雷原にはこの脅威があちこちに埋まっている。この爆破シーンを体感した瞬間、もし私の足が吹っ飛んだらと考えてしまった。

また地雷には様々な形がある。

これらは一部に過ぎない。まだまだたくさんの種類の地雷が存在する。アメリカ、ベトナム、中国、様々な国で作られた地雷が残っている。

これは他人事ではない。地雷をつくってしまった責任を忘れてはいけない。そのために少しでも多くの地雷を除去することが重要になる。

Vol.3につづく

文 宮原塁

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