第87回ピースボート「カンボジア地雷問題検証ツアー」報告Vol.3

87回ピースボート地球一周の船旅でおこなった地雷問題検証ツアー、参加者の大木百代さんによる最後のレポートです。

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スナハイ村

ピースボートが地雷除去支援をしているスナハイ村を訪れました。途中は四輪駆動車でやっと通れるような穴だらけの土道を走ります。もし雨が降ってしまった場合には、土がぬかるみ、水に浸かるところもあって、村まで行くのは困難と言われていましたが、天気に恵まれ、無事にスナハイ村まで到着することが出来ました。

地雷除去

まず、ピースボートが支援している地雷除去現場を見学しました。この日の気温は40度を超えています。そんな中、4人の作業員はずっしりと重いヘルメットや肩から膝までの大きなチョッキを装着して金属探知機を抱え、草木を刈りながら少しずつ地雷探知の作業をしていきます。

作業中の地雷原の見学では私たちも作業員と同じ装備です

とても過酷な仕事です。地雷の被害は膝下の被害が圧倒的に多いと聞いていましたが、作業員は膝下には防具を着けていません。除去作業員も、地雷被害で足を失う可能性があると恐怖を感じました。

爆破処理

除去作業中に発見された地雷を爆発させます。地雷を確認してから100m以上離れた場所へと移動し、爆発準備がはじまりました。爆破の2分前からカウントダウンします。現場のすぐ近くには家があったり、すぐ近くの道をバイクが通ったりするため、周辺にも爆破することを伝えます。カンボジアでは、まだまだ地雷が日常の中にあるんだと恐ろしくなりました。

爆発までの2分間はとても長く感じられ、爆発の衝撃音・煙、振動は凄まじいものでした。小さな地雷にあれだけの威力があったのに、もし大きな不発弾だったら、近くの家まで巻き込むのではないか?と怖くなりました。爆発の瞬間持っているカメラを落としてしまったり、腰を抜かしてしまいすぐには立てない人もいるほどの衝撃でした。

子供たちとの交流

スナハイ村の小学校はお寺の敷地を借りて校舎を建て、合計200人ほどの子どもたちが午前と午後に分けて授業を受けています。校舎が小さくてスナハイ村のすべての子どもたちが学校へ通うことはできません。ピースボートは新たな土地の地雷を除去して、その土地に子どもたち全員が通える学校を建設するために募金を集めています。

私たちがお寺の中の小学校に到着すると、大勢の子どもたちが整列して迎えいれてくれました。地雷爆破の衝撃の後で、子どもたちとどう接していいかばかり考えていたのですが、おりがみでたくさんの動物や花を作ったり、紙飛行機を飛ばしたり、お絵かきや追いかけっこなどして、気づけば全員が夢中で遊んでいて、ずっと笑っていました。

ここでは石けんや子どもたちが学校で使える黒板、そして集まってくれた子どもたちのお母さんたちにタオルやお菓子をプレゼントしました。

村の人々が見せてくれた笑顔がいつまでも続くように、今後も地雷廃絶の運動は絶対に必要だと再認識しました。

私たちにできることはなんだろう?

まずは見てきたことをたくさんの人に知ってもらうために、船に戻ってからは報告会を実施して、船内でも募金を募りました。

笑顔溢れる子どもたちが大きくなったとき、果たして戦争を望むでしょうか?子どもたちが、いつか会った日本人のことを思い出してくれる日があればいいなと私たちは話し合い、続けていくことが大切だと、船を降りたあとも募金活動を続けていこうと約束しました。

子どもたちの笑顔の為に、地雷廃絶のご協力を是非よろしくお願いいたします。

オークン!(クメール語で”ありがとう”)

大木百代

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